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骨董品知識・古伊万里・贋物(偽物)・真贋(見分け方)

古伊万里「真作(本物)贋作(偽物)見分け方」

骨董品というと日本では、「古くて価値のあるもの」というイメージがありますが、おおよそ数十年前に作られたものも含めて骨董品と呼ぶことが一般的のようです。

古美術である骨董品の数々は、愛好家であれば誰しもが真作(本物)なのか贋物(偽物)なのかといった目線でその品々を眺めることだと思います。

また、素晴らしい鑑定人や美術商においても、著明な先生たちであっても真作(本物)と贋物(偽物)、贋作を見抜けなかったことがある、と言われています。

つまりそれほどまでに分かりにくく、真作(本物)以上に美しく見えることがあったり凝って見えるものが多数あることが原因でもあるとされています。

伝統的な古伊万里について

特に初期古伊万里には、真作(本物)も多く見られるけれど、贋物(偽物)も多いとされています。

日本の焼き物の中には有名な作品として柿右衛門があり、高い評価を受けているだけに、贋物(偽物)が多く存在しています。

骨董品は、「古さ」と「希少価値」が重要となってきますが、年代や作家、その状態により市場の評価は全く違ったものになっていきます。

柿右衛門の伝統

1616年ころ、朝鮮から来た陶工により佐賀県有田市に伝わり誕生したのが「有田焼」です。

近代まで出荷されていた伊万里の港の名をとって、佐賀県一帯で制作されていた「有田焼」も含めて「伊万里焼」と総称しています。

その後、酒井田喜三右衛門が磁器に上絵付をし、赤絵の磁器を見事に完成させ初代酒井田柿右衛門を名乗ることになりました。

当時バロック時代だったヨーロッパで非常に人気となり、それからというもの歴代において現代にいたるまで、柿右衛門の名は時代の紆余曲折はあれど、受け継がれ続けているのです。

江戸時代から始まり、約400年もの間、伝統を継承してきた貴重な焼き物となっています。

その伝統美は現在においても、未来に向けてもずっと伝え繋がれていくことでしょう。

では、伝統的な古伊万里について真贋(見分け方)を見ていきましょう。

古伊万里について真贋(見分け方)

柿右衛門贋物(偽物)

柿右衛門の作品の大きな特徴の一つに、『濁手素地』と呼ばれるものがあります。

柔らかく温かみのある乳白色の素地、というものです。

残念なことに柿右衛門の濁手作品や製品において、模倣品が市場に数多く出回っています。

購入の際は、十分気を付ける必要があります。

柿右衛門「濁手」ということが有名になっていて、その点からだけ見て濁手でないものは贋物(偽物)、濁手だから真作(本物)という考え方で区別してはいけません。

全体数から見ると濁手でないものの方が多いのです。

濁手でないからといって偽物とはいえないのです。

さらに言えば、柿右衛門の初期は、中国景徳鎮のものを参考にしていたので、中国風の模様が多くなっています。

「中国風の絵でないから柿右衛門ではない」という考え方も当然間違いとなります。

また、サインで確認する方法もあります。

柿右衛門のサインは12代が途中から使い始めていて、自分の名前が記入されていますが、それ以前の柿右衛門のサインは「福」と書かれているのです。

柿右衛門人形

柿右衛門人形の繊細な手の表情は、
贋物では絶対真似できない!!
(人間の手と孫の手ぐらい違う)

柿右衛門人形

真作

柿右衛門人形

贋物

柿右衛門人形 柿右衛門人形

柿右衛門人形については、真作(本物)、贋物(偽物)の区別は比較的容易になってきます。

柿右衛門人形の素晴らしさは「手の表情」に表現されています。

繊細なその表情は真作(本物)か贋物(偽物)かを区別するのに役立ちます。

美しいかどうかよく見てみることです。

確かにお顔はそれぞれ全然違いますが、真作(本物)の柿右衛門人形に関しては、見るほどに美しい上品さを感じるのです。

古伊万里皿

伊万里焼はきれいな模様と手触りで人気も高く、さらに頑丈であることから「見る」楽しさだけでなく「使う」という点からも重宝されてきています。

現在も高値で売買されていますが、表面を確認すると真作(本物)かどうかがわかります。

年代物なので光沢は残っていないはずで、光を照らした際にきちんと反射する場合は、その陶器は贋物(偽物)である場合が多いです。

真作(本物)はとても鈍い反射となるのです。

年代を重ねた古伊万里は、テカリが維持されていないために、光を当てても反射は鈍いものとなってしまうのです。

また、江戸時代は焼くための技術があまり発展していなかったので、真作(本物)であれば、「ゆがみ」があるのです。

「ゆがみ」は、皿を横から見たときにゆがんでいた場合、技術がちゃんとできていないからゆがんでいる、贋物(偽物)だ、と考える方もいるようですが、そうではありません。



江戸時代の技術で焼いた場合は、どうしても「ゆがみ」ができてしまったというのが実情だったのです。

それが、古伊万里の味わいそのものでした。

また、キズについても同様で細かなキズや汚れが大量に発生しているのが普通なので、やけにてかてか光っていて、つるんとした表面は贋物(偽物)であると判断できます。

年代物の古伊万里であればこそ、使用した後の傷や汚れがたくさんあって、細かくついていることが多いのです。

ですが、わざとらしく大きなキズをつけて真作(本物)のように装うパターンもあるので注意が必要となってきます。

他にも細かい部分を注意して見ていくことで、真作(本物)か贋物(偽物)か見抜くことができるでしょう。

こんな初期伊万里に釣られるな!!
太公望文だけに・・・

初期伊万里 初期伊万里
初期伊万里 初期伊万里
初期伊万里 初期伊万里
初期伊万里

藍柿で高台と圏線の間隔が極端に狭い物は
要注意!!(バランスが非常に悪い)

初期伊万里

初期伊万里

 

江戸時代にこんな図柄を描いたら、打ち首間違いなし。
アーメン

江戸時代にこんな図柄

置き眉(元来の眉をそり、額の上の部分に人工的に描いた眉)
を知らない国で作られた姫皿。
ちなみに、十二単も継ぎはぎだらけ。

置き眉

置き眉

江戸百花*珍品変り図青手色絵古九谷在銘流水竹虎の図紅口鉢!
でも銘は「初代徳田八十吉」

銘は「初代徳田八十吉」 銘は「初代徳田八十吉」

こんなのも、いくつ作ったのかなー?
ユニークでアイデアは面白いけど・・・

アイデアは面白い アイデアは面白い

青手古九谷は緑色に注目!!

真作の青手古九谷 贋物の青手古九谷
青手古九谷 青手古九谷「偽」
青手古九谷 青手古九谷「偽」
青手古九谷 青手古九谷「偽」
青手古九谷 青手古九谷「偽」
青手古九谷 青手古九谷「偽」

サメ文か?

サメ文か?

贋物の柿右衛門。



真作との違いをしっかり理解しよう!!

真作の柿右衛門 贋物の柿右衛門
柿右衛門 「贋」柿右衛門
柿右衛門 「贋」柿右衛門
柿右衛門 「贋」柿右衛門
柿右衛門
柿右衛門 「贋」柿右衛門

間違いにも程がある!!

間違いにも

日本人の感覚では理解不能Part2!!
作品名「鯉と美人」

作品名「鯉と美人」

日本人の感覚では理解不能!!
作品名「子豚を抱く少女」

作品名「子豚を抱く少女」

白抜き唐草は危険がいっぱい!!

白抜き唐草

危険が沢山

 

白抜き唐草は危険 白抜き唐草は危険
白抜き唐草は危険 白抜き唐草は危険
白抜き唐草は危険 白抜き唐草は危険
白抜き唐草は危険
白抜き唐草は危険
白抜き唐草は危険

柿石衛門の「猫」!!

これは、皆さんみたことがあるかもしれませんが、なんとすべて贋物(偽物)になります。

柿右衛門の「猫」たちは、まことしやかに登場していますが、あきらかに「贋物(偽物)のプロ集団」の仕業です。

なんともこっけいで、この猫を真面目に作っていた姿を連想すると可笑しくなってしまいます。

像の水差し(?)も、存在しますが、どう考えてもおかしいです。

緑色の像の水差しは、古伊万里ではありませんが、ある意味ホンモノです・笑

また、猫のみならず、動物が描かれているものは多く存在していますが、目をみてください。

古伊万里人形も動物の図柄の古伊万里も「目が命」です。

偽物はうつろな目をしていてなんとなく変ですし、ビシっと決まっていません。

全体に、動物のポーズも不自然であったりぎこちなさが目立ったり、足、臀部、指先や羽の関係などいい加減さが伝わってくるのです。

柿右衛門?の猫は…..贋物?!
(お目にかかった事がないので存在するのか….)

柿右衛門?贋物!! 柿右衛門?贋物!!
柿右衛門?贋物!! 柿右衛門?贋物!!

右がオリジナル

こんな赤色の逆蛸(白抜き唐草)が
描かれていたら、ほぼ贋物(偽物)

赤色の逆蛸(白抜き唐草) 赤色の逆蛸(白抜き唐草)
赤色の逆蛸(白抜き唐草) 赤色の逆蛸(白抜き唐草)
赤色の逆蛸(白抜き唐草) 赤色の逆蛸(白抜き唐草)

こんな緑色の蛸唐草が描かれていたら、
ほぼ贋物(偽物)

こんな緑色の蛸唐草が描かれていたら?!
こんな緑色の蛸唐草が描かれていたら?! こんな緑色の蛸唐草が描かれていたら?!

これが酷…

メリハリのない捻縁の古九谷様式七寸皿

古九谷様式七寸皿「本物」

真作

紙ヤスリで付けたと思われる傷

余白を生かす柿右衛門には見られない変な地文(蛇足)

手抜きした逆蛸(白抜き)唐草

真作

古伊万里様式の大皿で、染付けをいっさい使っていない物は疑った方が無難!!

これぞ真作の古伊万里。
書いてあるから間違いない!!
みんな書いてくれれば贋物を掴むことも無いのだが・・・

こんな渦福は要注意。
特徴を覚えておこう!!

お殿様もビックリ!!

怪猫文鍋島大皿

真作の鍋島は、葉っぱの主脈と側脈を微妙に離して描く。

真作

血迷ったか?
柿右衛門の電笠とは!!

この形の輪花皿は贋物が多いので注意しよう。


八角皿(直径約20.5cm/高さ約3cm) S字型のしのぎ(線状の陽刻)あり

十角皿(直径約22cm/高さ約3cm ) しのぎあり

首回りの布が波形の襟になっているのは、カステラでお馴染みのポルトガル人。
伊万里焼とは縁もゆかりも無い。

この様な人物文をラッタン人と表記しているのをよく見かけるが、まったくの間違い。
ダッタン人の聞き違いが、贋物(偽物)業者間で広がったと思われる。

ちなみに、ダッタン人とは、タタール人のことで古伊万里にはラクダや象と共に描かれることが多い。
(ここはテストに出ます)

ザラザラした感じの口紅

真作

渦巻きの巻き方が一方々向のものは、時代が下がるものか贋物

真作

裏の唐草で、花等の中間にある唐草がほぼ左右対称な物は大聖寺か贋物

真作

真作

真作は誰だ?

正解は3

動物の目が変(腐った伊万里は目で判る)

鍋島は櫛高台が命

真作

柿右衛門角鉢

柿右衛門の角鉢は角が美しいのが特徴です。

よく見るとわかるのですが、贋物(偽物)は角の部分が、ぼわあ~っとしていてビシッと決まっていません。

さらには、釉薬部分がボコボコしていて滑らかでないものがありますが、それも贋物(偽物)です。

造りの甘い柿右衛門
(角がピシッとしていない)

真作

柿右衛門のどぎつい黄色

真作

黒の輪郭線をわざと途切れとぎれに描いている(真作は擦れて消えている)

黒の輪郭線が全く消えていないのも、更に不自然

徳利の内側に釉薬が掛かっていない物が多い。(材料の節約か?)

表面に白い斑点
(同一ロットか?)

高台畳付きが茶色くて汚い。
(中国製贋物は顕著)

「元禄柿」と言われる裏銘が書かれた物は、まず贋物。
(現在、日本で20点ほどが確認されるのみ)

ギフトセットじゃあるまいし、どう考えても図変わりの揃いは変!!

絵柄の時代はバラバラ

形はほぼ同じ

重ねると何故かぴったり揃う

一筆書きの蛸唐草
(凄い技術にびっくり!!)

真作

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