1. HOME
  2. ブログ
  3. 三十六歌仙の解説「三十六歌仙の関連のお品物買取ならお声がけください」

三十六歌仙の解説「三十六歌仙の関連のお品物買取ならお声がけください」

三十六歌仙買取

※本記事に登場する主な歴史上の人物の「読み方」は記事の最後で紹介しております。

 

「三十六人撰」に選出された歌人のことを「三十六歌仙」と呼びます。

「藤原公任」という歌人が選出を行いました。主なメンバーは、飛鳥~平安頃にその名を轟かせていた在原業平、小野小町、柿本人麻呂などです。

 

「佐竹本三十六歌仙絵」という、三十六歌仙をテーマにした絵巻も存在

そして、「佐竹本三十六歌仙絵」という、三十六歌仙をテーマにした絵巻も存在しています。

この作品は「佐竹本」と言われているのですが、それは「佐竹侯爵家(旧秋田藩主)」にこの絵巻が伝わったからだとされています。

 

また、「これ以上に歌仙の感情に深く迫っている歌仙絵はなく、歌仙のそれぞれの姿をしっかり描き分けてもいる」などと言った評価を受けています。

 

三十六歌仙のメンバーを一覧

三十六歌仙のメンバーを一覧で挙げておきましょう。

 

万葉歌人:大友家持、山部赤人、柿本人麻呂

 

古今集の頃の詠み人や六歌仙:壬生忠岑、紀貫之、伊勢、源宗于、藤原兼輔、坂上是則、凡河内躬恒、藤原興風  、素性法師、紀友則、藤原敏行、僧正遍昭、小野小町、在原業平、猿丸太夫

 

「後撰集」の頃の歌人:大中臣能宣 、清原元輔平兼盛、斎宮女御、中務、源順、藤原元真、藤原朝忠、源信明、壬生忠見、大中臣頼基、藤原清正、源公忠、藤原敦忠

 

「拾遺集」の頃の歌人:源重之、小大君、藤原高光、藤原仲文

 

六歌仙(古今集)や、山柿(万葉集)などの時点で「歌仙」という概念はあったようです。

また、三十六歌仙以降も、撰歌合や秀歌撰の形式で、「中古三十六歌仙」や「後六人撰」などをはじめとして、たくさんの歌仙が登場しました。

もちろん、それに対する「歌仙絵」もあり、美術史・文学史において大きな存在感を示していると言えます。

 

大正時代に入ると「流転」が開始しました。茶人の誰もが渇望する佐竹本でしたが、佐竹家は山本唯三郎(実業家)に佐竹本を売ってしまいました。ですが、経営難に陥った山本は、それからたった2年で佐竹本を手放します。

 

ですが、個人で購入したいと名乗り出る人はいませんでした。

なぜなら、佐竹本は値段が高過ぎたからです。

 

この状態をなんとかするべく、益田孝(三井物産を興した人物)をメインとするその頃の財界の重要人物たちは、佐竹本を協力して買う決断をしました。

分けて買われた作品群には一つ一つ違った価格がつき、そのトータル額は数億~数十億円単位となりました(その頃の額で言うと37.8万円です)。

歌仙一人一人、絵巻が分けられて、「クジ」で自分が買う部分を決めたとされています。

「絵巻切断事件」

ちなみにこの行為は、その頃の報道で「絵巻切断事件」として大きなニュースとなりました。

分けられた歌仙絵は、買い手一人一人の下で「掛け軸」に姿を変えて大切に扱われるようになりました。ただ、その大半に関しては譲渡・売却を繰り返されたそうです。

今では「個人」が17枚を持ち、寺院が1枚を持ち、文化庁が2枚を持ち、国内の複数の博物館・美術館が17枚を持っているという状態で落ち着いています。

 

※『住吉大明神』という歌仙絵に分類されないものもあるので、トータルでは37枚となります

 

そんな37枚の掛け軸のうちの28枚が展示されるイベントが行われました。

「三十六歌仙絵展」がサントリー美術館で昭和61年に実施されたことがありますが、このときは20枚が展示されました。

そのため「28枚」のイベントがこれまでで最も多く掛け軸が集まったものだと言えます。

ちなみに、これからも出品依頼を出していくと京都国立博物館が述べていますので、この先もっと多くの掛け軸が展示されるかもしれません。

 

また、このイベントでは

重要文化財《寸松庵色紙「ちはやふる」》や、国宝の「三十六人家集」という平安時代の美術品の中で最も価値が高いと言われているものも展示されます。

トータルでは140(うち、重要文化財・国宝がおよそ80)もの品々を鑑賞することが可能です。

 

たった38日間のイベントです。

単独の場所でしか行われないスペシャルイベントは大盛況になりそうです。

 

六歌仙

 

大友黒主(おおとものくろぬし) 不明

小野小町(おののこまち) 不明

喜撰法師(きせんほうし) 不明

文屋康秀(ふんやのやすひで) 不明

在原業平(ありわらのなりひら) 825~880年

僧正遍昭(へんじょう) 816~890年

 

 

三十六歌仙

 

藤原元真(ふじわらのもとざね) 不明

平兼盛(たいらのかねもり)           ?~990年

中務(なかつかさ)           不明

大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)       921~991年

壬生忠見(みぶのただみ)              不明

小大君(こおおぎみ/こだいのきみ)           不明

藤原仲文(ふじわらのなかぶみ)    923~992年

清原元輔(きよはらのもとすけ)    908~990年

坂上是則(さかのうえのこれのり)              不明

源順(みなもとのしたごう)           911~983年

藤原興風(ふじわらのおきかぜ)    不明

源信明(みなもとのさねあきら)    910~970年

藤原清正(ふじわらのきよただ)    ?~958年

源重之(みなもとのしげゆき)       不明

源宗于(みなもとのむねゆき)       ?~939年

大中臣頼基(おおなかとみのよりもと)       886?~958?(諸説あり)

藤原敏行(ふじわらのとしゆき)    ?~901年

壬生忠岑(みぶのただみね)           不明

斎宮女御(さいぐうのにょうご)    929~985年

藤原高光(ふじわらのたかみつ)    940?~994?(諸説あり)

源公忠(みなもとのきんただ)       889~948年

藤原朝忠(ふじわらのあさただ)    910~966年

藤原敦忠(ふじわらのあつただ)    906~943年

小野小町(おののこまち)              不明

藤原兼輔(ふじわらのかねすけ)    877~933年

紀友則(きのとものり)    不明

猿丸大夫(さるまるだゆう)           不明

遍昭(へんじょう)           816~890年

素性(そせい)    不明

山部赤人(やまべのあかひと)       不明

在原業平(ありわらのなりひら)    825~880年

伊勢(いせ)       不明

大伴家持(おおとものやかもち)    716~785年

紀貫之(きのつらゆき)    不明

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)           不明

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)           不明

三十六歌仙の関連のお品物も様々なものがあります

気に留めていなかった家に眠ったままの古い掛け軸などが、驚くような値段をつけることが多々あります。もし気になる品があれば是非「福和堂」にご相談ください。

あてはまれば是非ご相談ください

遺品を整理しようと思うが、骨董が沢山あり何から手をつけていいかわからない。

不用品をフリマアプリに出品しようと思うが、三十六歌仙の知識がなく手間やトラブルが気がかりで面倒だ。

実家を片付けていたら、古くて得体の知れない骨董が沢山出てきた。

譲り受けた掛け軸・骨董品に興味がなく、お金に換えたい。

買取品目

骨董買取品目

骨董品,中国骨董品,美術品,古美術,美術工芸,中国美術,陶磁器美術工芸,陶磁器,作家物の陶芸、漆器,書道具,楽器,古道具,他『買取』

書道具,茶道具,着物,掛け軸,絵画,彫刻,仏教美術,武具,軍装品,楽器,西洋アンティーク,古家具,趣味用品,他
書道具,硯,印材,墨,筆,書道書,印章筆,書鎮,筆立て,墨床,印章,半紙,水滴,硯屏,硯箱,中国画仙紙,筆洗,他

書道買取強化:王一亭,王原祁,王成喜,王雪濤,王鐸,郭沫若,何紹基,呉冠中,呉作人,呉昌碩,徐悲鴻,斉白石,石濤,孫文,張大千,陳逸飛,董寿平,白雪石,八大山人,文徴明,頼少其,李可染,梁啓超,林風眠,他

陶磁器

陶磁器買取強化:荒川豊蔵,今泉今右衛門,尾形乾山,加藤重高,加藤卓男,加藤土師萌,加守田章三,金城次郎,楠部彌弌,酒井田柿右衛門,島岡達三,清水卯一,諏訪蘇山,田村耕一,辻清明,徳田八十吉,藤本能道,藤原啓,藤原雄,三輪休雪,柳宗悦,他

茶道具,煎茶道具茶道具,煎茶道具,表千家,裏千家,香道具,香木,鉄瓶,銀瓶,金瓶,他

茶道具買取強化:板谷波山,井上萬二,永楽善五郎,加藤唐九朗,金重陶陽,河井寛次郎,北大路魯山人,富本憲吉,中村宗哲,濱田庄司,樂吉左衛門,他

着物,帯,作家物,和装小物,簪,扇子染め,生地,布地,他

掛け軸,日本画,仏画,水墨画,花鳥画,山水画,狩野派,中国掛軸,他

掛軸買取強化:竹久夢二,横山大観,松林桂月,池上秀畝,合玉堂,北村西望,土田麦僊,前田青邨,村上華岳,山口蓬春,上村松園,高村光雲,木村武山,伊東深水,守屋多々志,松久宗琳,橋本雅邦,安田靫彦,菱田春草,円山応挙,王林風一亭,王原祁,王成喜,王雪濤,王鐸,郭沫若,何紹基,呉冠中,呉作人,呉昌碩,徐悲鴻,斉白石,石濤,孫文,張大千,陳逸飛,董寿平,白雪石,八大山人,文徴明,頼少其,李可染,梁啓超,眠,他

中国美術買取強化:呉昌碩,呉冠中,斉白石,白雪石,他

絵画,油絵,日本画,洋画,花鳥画,仏画,他

日本画買取強化:東山魁夷,片岡球子,中島千波,棟方志功,千住博,小倉遊亀,加山又造,平山郁夫,他

洋画(日本人)買取強化:藤田嗣治,東郷青児,梅原龍三郎,三岸節子,荻須高徳,香月泰男,絹谷幸二,中山忠彦,他

洋画(海外作家)買取強化:カシニョール,シャガール,ピカソ,ビュッフェ,ミロ,ジャンセン,カトラン,イカール,他

現代アート買取強化:アンディ・ウォーホル,草間彌生,奈良美智,村上隆,リキテンスタイン,キース・へリング,他

彫刻,ブロンズ像,石像彫刻,ブロンズ像,石像,木彫り彫刻,ブロンズ像,銅像,石像,他

彫刻買取強化:朝倉文夫,石川光明,圓鍔勝三,加藤顕清,北村西望,木内克,佐藤忠良,澤田政廣,清水多嘉示,高田博厚,高村光雲,高村光太郎,平櫛田中,船越保武,薮内佐斗司,山崎朝雲,他

仏教美術,仏像,仏画,曼荼羅,タンカ,石仏,香木,他

武具,甲冑武具,甲冑,日本刀,刀剣,甲冑,鎧,兜などの武具,他

軍装品,軍服,戦前資料軍装品,軍服,戦前資料,旧日本軍の軍装品や戦時資料や写真,他

楽器,和楽器,三味線,尺八,琴,琵琶,和太鼓,ギター,他

西洋アンティーク,洋食器,ガラス,銀製品,家具,他

西洋アンティーク買取強化:エミール・ガレ,ドーム,マイセン,リヤドロ,他

の箪笥,椅子,机,古家具,レトロ家電,他

趣味用品,カメラ,切手,釣具,鉄道模型などの趣味,他

買取品目

 

 

当てはまるお品物買取

掲載のないジャンルのお品もお声がけください買取致します。
ゴミとして捨てる、不用品処分業者に依頼する前にぜひご相談ください。

なんだかよくわからない物、状態がよくない、散らかっている、経験豊富な鑑定士が価値あるお品物を見落とさず、高価買取致します。

査定無料・出張無料・鑑定無料

三十六歌仙についてお問い合わせ【査定・買取】

 

蔵書の整理の際はお声がけ下さい。WEBからのお問合せ・ご相談・お見積りは無料です。メールフォームに写真を添付していただくと大よその査定額をお伝えできます。

買取依頼・ご相談はこちら

買取実績

書道墨買取
この記事は2021年8月29日に投稿されました

書道具を買取させていただきました【日本画家】定期的にお声がけいただいている画家の方からのご依頼「宅配買取」

書道具 買取 東京 買取品詳細 買取品目 書道具 古墨 書道紙 ご住所 日本国内 日本画家様 買取方法 宅配買取 福和堂から一言 いつもお世話になっている日本画家様から、今回もお声がけいただけ買取させていただきました。毎 […]
975万買取価格買取
この記事は2021年8月18日に投稿されました

沈香・香木を買取させていただきました【東京】コロナ禍での高額買取「出張買取」

香木 買取 東京 買取品詳細 買取品目 沈香 奇楠【伽羅】 数グラム ご住所 東京都内 買取方法 出張買取 福和堂から一言 香木を買取させていただきました。量は約500g弱ですが、沈香の最上級のものを久々にお目にかかれま […]
浮來山硯買取
この記事は2019年11月19日に投稿されました

浮來山硯を書道教室から買取させていただきました【埼玉】「書道具出張買取」

買取品詳細 買取品目 浮來山硯【書道具】 等 ご住所 埼玉県 買取方法 出張買取 福和堂から一言 ご両親が書道教室をやっていたけど、現在はだれも運営をしておらずそろそろ整理しようとの事から買取のご相談をいただきました。 […]
美術品買取(西岡小十)
この記事は2019年11月17日に投稿されました

美術品西岡小十買を買取させていただきました【港区】「西岡小十出張買取」

買取品詳細 買取品目 「西岡小十(にしおかこじゅう)」【向付】 ご住所 東京都港区 買取方法 出張買取 福和堂から一言 ご両親の美術品のコレクションの買取のご相談にて出張買取のご相談をいただきました。 お品物は西岡小十の […]
書道拓片冊等買取
この記事は2019年10月25日に投稿されました

書道用品を買取させていただきました【世田谷区】「書道出張買取」

買取品詳細 買取品目 拓片冊等「安素軒法帖」「米擬古詩帖」「松雪書赤壁賊」【書道】 等 ご住所 東京都世田谷区 買取方法 出張買取 福和堂から一言 書道の先生をされていたご両親の遺品を長く保管をされており今回買取のご相談 […]

三十六歌仙出張買取の流れ

内容をお知らせください。丁寧な査定・買取をご提案をいたします。

お電話または、申込みフォームからお申込み下さい。その際に、お売りいただくお品の内容や量など詳細をお聞かせ下さい。

ご都合の良い出張買取日程のお伺い日時を決めさせていただきます。当日ご希望で都合がついた場合は、即日出張買取いたします。

 

お約束の日にお品物がある先へお伺いして、査定金額をご提示いたします。買取価格にご納得いただけましたらその場で買取いたします。

出張買取について

三十六歌仙宅配買取の流れ

内容をお知らせください。丁寧な査定・買取をご提案をいたします。

お電話または、申込みフォームまたはLINEからお申込み下さい。その際に、お売りいただくお品の内容や量など詳細をお聞かせ下さい。
見積金額にご納得いただき、もし当店にお売りいただける場合は、その旨ご連絡いただければ今後の流れについてお知らせします。手続きに沿ってお品物を着払いにてお送り頂きます。

 

お品物が届きましたら、本査定をおこない事前にお知らせした査定金額と確認をさせていただきます。査定金額にご納得いただけましたら、ご指定の口座にお振込みをさせていただきます。

宅配買取について

買取実績

LINEでご相談【福和堂】

Add friend

その際・お名前・ご住所・電話番号をお願い致します。
LINE査定について

注目お買取品目

骨董品 古美術品 古道具 買取