引越しして失敗したこと! 引っ越すその前に気を付けたいこととその対処策

「引越し」は、人生の転機に行われることが多いものです。就学、就職、転職、そして結婚……。さまざまなきっかけで人は引越しをしますが、前段階としてしっかりと下調べをしていなければ、引越しした後になって後悔することにもなりかねません。
今回は、「引越しにまつわる失敗談」を紹介します。
ケース1:防犯的に難がある場所に引越しをしてしまった
女性の引越しのときには特に注意してほしいのが、このような失敗です。
「駅から近いから」「交通の便がいいから」「家が広いから」「家賃が安いから」などの理由は、家を決めるときに非常に重要な要素となるものです。
しかしながら、これだけで引越し先を決めてしまうのはかなり危険です。
駅から近い物件や交通の便がいい物件は、会社などに行くことを考えればたしかに非常に便利です。しかし駅の近くは繁華街になっていることも多く、治安が悪いこともあります。
また、同じ地域にあるほかの物件に比べて、極端に家が広いのに家賃が同等程度の場合や、極端に家賃が安い場合は少し注意をしてください。物の値段には理由がありますから、
- 非常に建物が古く、セキュリティ性に問題がある
- 防音設備に難がある
- 周囲の環境が悪かったり、店子の質が悪かったりする
などの理由を「値段の安さ」でカバーしていることもあります。特に女性の一人暮らしの場合は、外に郵便受けがあったり、キーがシリンダー錠+チェーンロックだけであったりするところは警戒するべきです。
ケース1の解決策
このような「危険な物件」であるかどうかを見極める場合には、夜にも一度その物件を見に行くことが重要です。昼間と夜では、同じ物件でも雰囲気がまったく異なります。また、多くの人は、朝に仕事などに出て夜に帰ってきます。可能ならば、最寄り駅からの帰り道を実際に歩いてみましょう。その際には、
- 街灯などがあるか
- 周りに公園などの人が隠れられそうなところはないか
- 居住予定の物件の周りは静かか
- ゴミの集積場はきれいか(一般的に、ゴミ集積場が汚いところは民度も低い傾向にある)
- 周りの住人で、異様な物音や極端に大きい音を立てている人はいないか
- カギなどに不安はないか
をきちんと確かめておくようにしてください。
なお、「3階以上の物件は絶対に泥棒が入らない」とは言い切れませんが、1階に住むよりは危険性は少ないと思われます。特に、1階に住むのであれば、必ず鉄格子などを窓に入れている物件を選びましょう。
ケース2:部屋を借り続けることのコストと初期費用のバランスを見誤っていた
引越しというのは、非常にお金がかかるものです。引っ越すときのもろもろの作業にかかるお金だけではなく、初期費用もかかりますし、賃貸物件ならば借りている間は毎月家賃が発生します。このため、これをしっかり考えて契約をしなければなりません。
私たちは物件を借りるとき、「賃貸料」だけを問題にしてしまいがちです。これはたしかに大きいのですが、これ以外にも管理費用が発生する場合もあります。加えて、駐車場を借りるのであればその費用もかかります。都心部などの場合、駐車場を借りると数万円単位でお金が飛んでいくことも珍しくありません。
また、初期費用を考えることも重要です。
初期費用としてかかる可能性がある項目は、以下の通りです。
- 敷金・・・家賃の1~3か月分が目安。原状復帰のために使われるお金であり、きれいに使っていた場合は退去時にお金が戻ってくることもある。
- 礼金・・・家賃の1か月分が目安。大家に対して納めるものであり、謝礼の意味が込められている。敷金とは異なり、部屋の状況に関わらず、払ったお金が戻ってくるようなことはない。
- 仲介手数料・・・家賃の半額~1か月分程度が目安。仲介してくれた不動産会社に支払うもの。
- 保険料・・・15,000円~20,000円程度が目安。「火災保険料」と記されることもある。加入は義務ではないが、ほとんど義務化しているのが現状。ただし、ほかのプランなどを提示することはできる可能性もある。
現在は礼金をとらないところもありますが、敷金や仲介手数料は確実にとられます。初月の家賃などと合わせて、初期費用が家賃の5か月分以上かかることも珍しくありません。これに加えて、引越し業者に依頼する費用や家具を新しくする費用などがかかる場合もあります。
ケース2の解決策
このため、管理費用や駐車場の料金、初期費用を計算に入れずに、家賃だけを基準として物件を決めてしまうと、最初の1か月で生活が困窮してしまいかねません。しっかりと引越しのための貯金を作っておくことが大切ですが、それが難しい場合は「物件の選び直し」も必要になります。
現在は礼金をとらないところも増えていますから、まずはこのようなところを選ぶとよいでしょう。また、保険に関しても、より自分の財布とライフスタイルにあわせた保険業者・保険プランを選ぶこともできます。
仲介手数料も、1か月分をとるところもあれば半月分程度でOKとするところもありますから、不動産選びのときに気を付けるとよいでしょう。
短期間しか住まないのであれば、家具付きの賃貸物件を選ぶのも一つの手です。このような物件は家賃が高い傾向にありますが、短い期間しか住まないのであれば、家具を買うための初期費用を大幅に軽減できます。また、このような賃貸物件の場合、敷金や礼金をとらないところもあります。
ケース3:引越し業者を依頼せずに引越しをしたら機械や家に損傷が……
「引越し料金を抑えること」は、引越しを考える人にとって気になるポイントでしょう。
「人件費」は、あらゆる価格を決める過程でもっとも多くの割合を占める要素のうちの一つです。引越しにおいてもそれは例外ではありません。
そのため、「引越し業者を使わずに、自分たちの手で引越しをすればオトクなのではないか」という考えも出てきます。
これはたしかにその通りなのですが、場合によっては大きな失敗を招きかねません。
たとえば、冷蔵庫などの家電を運ぼうとするとき、「一般乗用車に何とか乗せられるから乗せてしまおう」として横にして運ぶとします。しかしそうすると内部の機械が壊れて挙動がおかしくなる可能性もあります。場合によっては、修理をすることもできないほどの壊れ方をすることもあります。
引越し作業においては、大きい荷物もたくさん運び込むことになります。プロの引越し業者の場合は、壁や床を養生して運びますが、自分たちで行う場合はそれもなかなか難しいものです。
このため、家電製品や家具だけではなく、引越し先の壁や床に傷が入る可能性もあります。
ケース3の解決策
「できるだけ引越しの費用を安くしたい」という場合でも、大型の家具や壊れやすい家電だけは引越し業者に運んでもらいましょう。断言しますが、これらの運び込み(特に前述した「家電」)は、引越しを10回以上やってきた人間でも難しいものです。
引越し業者の料金は荷物の多さも考慮して決められますから、「大きくて壊れやすい荷物だけを引越し業者に運んでもらって、それ以外のものは自分たちで運ぶ」という方法は非常に有効です。
また、大技ではありますが、割り切ってしまって、「引越し先で新しく家電製品を揃える」という方法を選ぶこともできます。
特に
「初めての一人暮らしで、家電製品が整っていない」
「10年ぶりに一人暮らしをする。当時使っていた家電製品や家具もボロボロだ」
「引越し先が遠い」
などのケースではこの方法がおすすめです。
「引越し」には失敗がつきもの。
しかし事前にしっかり準備をしていたり、解決策を講じていたりすれば、そのリスクを抑えることができるのです。

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