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特殊な引越し例:美術品・骨董品の引越し方

引越確認

美術品や骨董品というのは、高い価値のあるものとして知られています。だからこそ、コレクターのような方もいるわけですし、資産として代々守り続けているということもあるでしょう。ただ、引越しをする際にはそれらの美術品や骨董品も一緒に運ぶ必要があります。しかしながら、価値のある美術品や骨董品だからこそ一般的な引越しでは対応できないものです。ここでは、特殊な引越し例として美術品や骨董品の引越し方についてご紹介していきたいと思います。

引越し業者は何でも運んでくれるわけではない

これまでに引越しを経験したことがあるという方も多いでしょう。一般的なご家庭であれば、引越し業者のほうから「これはちょっと……」と荷物を断られるといった経験はないかもしれません。そのため、多くの方が引越し業者であれば引越しの際の荷物なら何でも運んでくれると勘違いしているのです。実際のところ、引越し業者というのは何でも運んでくれるわけではないのです。というよりも、引越し業者のほうが運ぶのを拒否できる荷物があるのです。

国土交通省が「標準引越運送約款」というものを告示しているのをご存知でしょうか?実は、この標準引越運送約款においては、引越し業者が運送の引き受けを拒絶できるものが記載されています。「現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる貴重品」「火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの」「動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷物と同時に運送することに適さないもの」といったものであれば、引越し業者も運送の引き受けを拒絶することができるのです。

「動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷物と同時に運送することに適さないもの」の中には、まさに美術品や骨董品が含まれています。つまり、引越し業者というのは美術品や骨董品に関しても拒絶する可能性があるのです。美術品や骨董品が理由でお断りされる可能性があるということを理解しておきましょう。

普通の荷物と同じように依頼して万が一破損してしまっても基本的には自己責任

失礼な言い方になってしまいますが、美術品や骨董品を持っている方の中にはその価値がわかっていない方も当然いるかと思います。そういった方であれば、美術品や骨董品があったとしてもそれを引越し業者にきちんと伝えずに、普通の荷物と同じように依頼してしまうこともあるかもしれません。

「引越し業者は引越しのプロだから大丈夫!」と思っている方もいるかもしれませんが、実際に引越しの際に作業をするスタッフの方はアルバイトであることが多いです。もちろん、最低限の指導は受けていたとしても素人であるとも言えるのです。特に、引越し業界も人手不足に悩まされていますし、スタッフのほとんどがアルバイトということもあるでしょう。美術品や骨董品の扱いに慣れているわけがありません。

美術品や骨董品の中には、ほんの少しの傷がついてしまっただけでも価値が大幅に落ちてしまうものもあります。普通の荷物と同じように扱われることになれば、やはり何かしらの問題が起こるものと考えたほうがいいでしょう。ただ、そうなった場合には完全に自己責任となってしまうのです。

もちろん、何かあったときには美術品や骨董品に限らず、引越し業者の保険によって弁償してもらうことも可能でしょう。ただ、世界にひとつしかない美術品や骨董品ということであればいくらお金を積まれたとしても意味はないかもしれません。そもそも高額な美術品や骨董品であれば、保険による補償では間に合わない可能性のほうが高いのです。

引越し業者に関するトラブルというのは、これまでにも数多く取りざたされてきました。大手の引越し業者であっても、業者側のミスを頑なに認めないようなこともありますし、口頭でのやり取りだからと数万円の食器に対する弁償ですらごまかそうとすることもあるのです。

引越し業界というのは厳しい状況ですし、人手不足で仕事の質というのもそのときそのときで大きく違ってくるものです。こういった土台だからこそ、普通の荷物と同じように美術品や骨董品の依頼をするのは、無謀とも言えるのです。リスクがありすぎるくらいなので、それでも美術品や骨董品を普通の荷物と同じように依頼するのであれば完全な自己責任ですし、あまり文句は言えないのです。

美術品や骨董品は専門家に任せるのがベスト

一般的な引越し業者に依頼する場合、美術品や骨董品へ個別に保険をかけるということも可能です。引越し業者のほうで契約している保険会社のオプションを利用することもできるかと思いますが、これは万が一の破損などの際にお金できっちりとカバーできるものに限ります。というのも、世界にひとつしかないものであればどれだけお金を積まれたとしても破損してしまえばどうしようもありません。保険をかけるのであれば、保険の補償でカバーできる美術品や骨董品に限ります。

では、保険の補償でカバーできないような美術品や骨董品に関してはどうすればいいのでしょうか?その場合には、専門家に依頼することになります。例えば、美術館などではやはり価値のある美術品を展示しています。有名な美術品がいろいろな美術館を回ることもあるのですが、このときに美術品を梱包し、移送する専門チームが組まれることをご存知でしょうか?テレビなどでも見たことがあるという方もいるかもしれませんが、価値のある美術品というのはやはりこのように専門家に任せるべきなのです。というよりも、専門家でないと美術品を正しく扱うことができないと言えるでしょう。

一般的な引越し業者であっても大手であれば、美術品や骨董品を専門的に扱う部門が用意されていることもあります。それ以外にも、最初から美術品や骨董品の梱包や移送などを専門的におこなっている業者も存在します。万が一が起こってしまったときにお金でどうにかなるものではないという場合、そもそも万が一が絶対に許されない場合にはこういった美術品や骨董品の専門家、プロフェッショナルに任せるのがいいでしょう。

基本的にその価値の高さに関係なく、美術品や骨董品であれば最初から専門家に任せるのがベストです。万が一の事態になってからでは遅いのですから、慎重すぎるくらいの選択をしていきたいものです。

 

価値のあるものは価値のわかる相手に任せるべき

先でもお話ししましたように、美術品や骨董品の引越しというのは専門家に任せるのがベストです。専門家だからこそ、扱い方がわかっていますし、何よりもその美術品や骨董品の価値がわかっているのです。価値のわかる相手に任せるということは、思っている以上に大切なことです。

例えば、アニメキャラクターのフィギュアの中にはプレミアがついているようなものも少なくありません。アニメに詳しい方やフィギュアに詳しい方、そのアニメキャラクターに思い入れのある方にとっては、それこそ一生もののお宝になるでしょう。しかしながら、アニメやフィギュアに興味もなく、そのアニメキャラクターに対して何の思い入れもないという方にとっては、ただのフィギュアでしかありませんし、それこそ子ども向けのおもちゃや人形といった認識になるかもしれません。

そういったプレミアのついたフィギュアもその価値のわからないリサイクルショップなどに買取をお願いすれば、二束三文でしょう。そこから多少色のついた金額で売りに出されることになるかと思います。そのフィギュアの価値を知っている方にしてみれば、信じられないような暴挙です。実際にリサイクルショップで安く売られているものが、オークションサイトでは高値になるといったこともあります。

こういったお金の問題だけではなく、価値のわかる相手と価値のわからない相手ではやはり対象物に対する扱いといったものも違ってくるのです。ワゴンで投げ売りされているフィギュアの中にプレミアのついているものがあったということもあるでしょうが、投げ売りされているような状態であればその過程で破損している可能性もあります。これは美術品や骨董品にも言えることなのです。

特に、美術品や骨董品のようなものは価値のわかる相手に任せるべきなのです。そうすることによって、美術品や骨董品の価値も保たれたままになりますし、価値のある美術品や骨董品としての扱いをしてもらえるのです。そのほうが美術品や骨董品も喜ぶことでしょう。

 

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